私の 足尾八景
明治33年に私製絵はがきの使用が可能となり、各地の名所旧跡の絵はがきを旅先から送ることが盛んになった時代、「足尾八景」と題した風景写真の絵はがきが発行されました。
しかし当時の景勝地は現在立ち入り禁止、または険しい山上に存在、はたまた消滅した峠道の先に存在していた等々。
このページに掲載の場所は、車で巡ることができ、老若男女どなたでも無理なく訪れることができます。それが「私の足尾八景」の選出基準です。
① 地蔵滝
明治33年に私製絵はがきの使用が可能となり、各地の名所旧跡の絵はがきを旅先から送ることが盛んになった時代、「足尾八景」と題した風景写真の絵はがきが発行されました。
しかし当時の景勝地は現在立ち入り禁止、または険しい山上に存在、はたまた消滅した峠道の先に存在していた等々。
このページに掲載の場所は、車で巡ることができ、老若男女どなたでも無理なく訪れることができます。それが「私の足尾八景」の選出基準です。
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日足トンネルを抜けるといつものように滝の音が耳に飛び込んできます。足尾を代表する滝といえばこれでしょう。なにしろトンネルを抜けると直ぐ右手に見えますから。そう云われても何気なく運転していると、気づかずに通り過ぎてしまいますから注意してください。
落差10メートルの名瀑・地蔵滝。この被写体に対して何回シャッターを切っただろうか、いつも新鮮。
樹影濃い晩夏の夕暮れ、柔らかに溢れ落ちる地蔵滝(右写真:2017/08/24)。
岩壁に へばりつき可憐に咲いているツツジの花と、砕け散る滝の対比がおもしろく高速シャッタースピードで写してみました(左写真:2024/05/06)。
滝を中心に取り囲む紅葉が、さわやかな秋の朝を演出しています(写真:2020/10/31)。
周りは秋の日向で紅葉が映えていますが、滝は岩陰のなか。その結果、珍しい光景に出会いました。水面からの乱反射光を受け、滝が光を放っていたのです(写真:2014/10/25)。
朝日が渓谷に差し込み、滝の飛沫が輝き始めました(右写真)。
後方の渓谷がようやく明るくなり始めた穏やかな光の中、静かに落水する地蔵滝(中写真)。
現行の陽暦では、明日(3月1日)からが春です。今日(2月28日)の滝は、氷瀑は氷瀑ですが痩せ細った氷壁を背景に細い流れが、氷の張っていない滝壷に静かに流れ落ちていました(左写真)。