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- 1.コウシンソウ
- 自然に恵まれた足尾は植物の宝庫といえるでしょう。その中でも国の特別天然記念物に指定されているコウシンソウは足尾を代表する植物といえます(2015/06/07)。
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- 2.コウシンソウ
- 庚申山の垂壁に淡紫色の小さく可憐な花が、人知れず咲いています。
他の植物に追いやられ、生育しづらい場所で けなげに生き抜くことが宿命のコウシンソウは、根から吸収する養分の不足分を虫から補充するように進化した食虫植物です(2016/06/02)。
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- 3.コウシンソウ
- その分類からは恐ろしいイメージが先行しますが、食虫植物はイメージとは異なり他の植物に追いやられ生育しづらい場所で健気に生きる、とても控えめで繊細で我慢強い植物なのです(2009/06/18)。
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- 4.コウシンソウ
- 明治23年 三好学博士 庚申山で発見。 大正11年 天然記念物に指定。 昭和27年 特別天然記念物に指定(写真:2009/06/18)。
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- 5.コウシンソウ
- 昭和57年 足尾町の花に制定。
庚申山には コウシンソウが よく似合う
(写真:2008/06/14)。
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- 6.コウシンソウ
- 今年の5月も昨年同様に暑かった。開花時期も早いだろうと、早めに会いに出かけてきました。やはり開花時期は早く、満開の笑顔で私を出迎えてくれました(2016/06/02)。
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- 7.コウシンソウ
- 庚申山は原生林の豊かな山ですが、コウシンソウの生育地は垂直な岩壁ですので、崖崩れなどによる自生地の自然崩壊の懸念がつねにあります(2009/06/18)。
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- 8.コウシンソウ
- 今年の5月は例年になく暑かったので、早めに庚申山にやってきました。やはり開花時期は早く、満開の状態でした(2015/06/07)。
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- 9.コウシンソウ
- 国の植物レッドデータブックで「絶滅危惧II類」に指定される程、絶滅の危険が増大している植物なのです(2009/06/18)。
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- 10.コウシンソウ
- 自生地の垂直な崖は岩肌が大きく露出し、壁面の土壌は僅かに残るだけです。僅かに残るその土壌も年を追うごとに激減しています。上掲写真は、その心もとない場所で、精一杯咲くコウシンソウ(2017/06/05)。
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- 11.コウシンソウ
- 撮影、観賞、観察時の周辺環境破壊も考えられます。自生地を厳重に保護し、今後もコウシンソウを守りましょう。写真は岩壁で人知れず咲くコウシンソウ(2011/06/16)。
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- 12.コウシンソウ
- ツル岩の西に位置する垂直な崖の一部が崩れ、自生地の崩壊縮小が心配です(2015/06/07)。
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- 13.コウシンソウ
- 垂直な岩壁に咲くコウシンソウ。自生地が縮小しています。崖崩れや気候変動の影響でしょうか、環境悪化が懸念されます(2016/06/02)。
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- 14.コウシンソウ
- 今年の開花時期は早く、満開の状態でした。平均気温(日光市・1月~5月)が例年に比べて1.2℃も高く、更に今年5月の平均気温は2.1℃も高かったからでしょうか(気象庁資料)(写真:2015/06/07)。
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- 15.コウシンソウ
- 今年は君たちに会いに来るのが遅かったようです(ほとんどのコウシンソウの花は終わっていました)が、実を結んだコウシンソウを見ることができました。この後、岩壁のより上方に種子をまくのでしょう(2018/06/18)。
♦コウシンソウ:花が終わると、花茎が非常に長く伸び、先端に倒卵形の実を結ぶ。風が吹いてまわりの岩にふれた時に果実がさけて種子を散らすしくみになっている。(福田元次郎(1995)『野草図鑑』北隆館 からの抜粋)
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